【田舎フリーランス養成講座】いなフリは青春を味わえる最高の場所

【田舎フリーランス養成講座】いなフリは青春を味わえる最高の場所

つい先日、田舎フリーランス養成講座の15期目が終了した。
十数人いた受講生が帰宅し、閑散としたまるも。
仲良くしてもらっていたせいか、やけに寂しい。
13期は当事者として、15期はなんでもない1人の人間として。当たり前だけど見える世界が違った。
13期と15期で関わった人への感謝と謝罪、そして小さな決意を込めてこの文章を残そうと思う。

田舎フリーランス養成講座とは

通称”いなフリ”。
Web・独立・地域の3つを軸にフリーランスとは何かを学ぶための1ヶ月の合宿プログラム
ブログ・アフィリエイト・ライティングなどパソコン1台あれば収入を得られるという経験をしにくるような場所。

詳細については公式サイトで確認してほしい。
http://inaka-freelance.jp/

いなフリ13期

僕が受講したのは今年2月のいなフリ13期。
偶然フリーランスという働き方を知り、そこから色々調べるうちに田舎フリーランス養成講座の存在を知った。
受講者のブログを読むと「人生が変わる」「自分と向き合える」という内容が書いてあった。
流され続けて受け身で生きてきた僕はきっと何かを変えたかったのだろう。すぐに申し込んだ。
講師陣・受講生のブログやSNS、見れるものは全て見た。次元が違うというのが率直な感想。
みんな明確な目標を持って輝いていた。
漠然と変わりたいとしか思っていなかった自分は怖気づいた。
目標に軸がないから事前課題にも身が入らず、劣等感に襲われ、何度も行くのを辞めようと逃げ出しそうになった。

結局逃げることもできない自分は不安と緊張を抱いたまま前日入りを選んだ。雰囲気を知っておくことで他の受講生と対等でありたかった。
まるもに着くとネット上で見ていた人が沢山いた。何か見えないオーラに気圧され、隅の方でパソコンをカタカタさせ時間を潰す。
タイミングが良かったのか何人かとスマブラ、バスケを一緒にし、夕食をごちそうになった。
様子を伺いながらだったけど、暖かく迎え入れてくれて嬉しかった。

 

初日に集まった受講生が交わす言葉は一言、二言。ほぼ沈黙だった。
始まった自己紹介。不安と緊張でほとんど頭に入らなかったことを覚えている。
人前で話すのが苦手なうえに、自己紹介が嫌いな自分。心臓バクバク、ガタガタ震えながら自己紹介をした。
いなフリではあだ名を決めるのが定番らしく、それぞれあだ名を付けられたが僕のあだ名は特に決まらず保留。
みんなのあだ名が決まる中、山田さんとでも呼ばれるのか。あだ名が決まらなかった自分は完全に馴染めない。1ヶ月ぼっち確定。そんなことを考えていた。
ピザを食べながらの交流会。何を話したのか。講師の1人とデュエマの話をしたことだけは覚えている。なんという意識の低さ。

 

その後、変なきっかけから山田チャーハンという受講生の中で1番インパクトのあるあだ名を与えられる。
いなフリ期間中にどれだけこの名前に救われたことか。
山田チャーハンという別人格ができた気がして気持ちが楽になった。

 

期間中はインパクトを残そうとするあまり、1週目に酔った勢いで統括にキスを迫り、トラウマを植え付けた。
完全にやらかした。僕が変に意識して頑張ろうとすると空回りする。
トラウマの効果は絶大で、修了パーティーで涙ながらに語っていた統括がチャーハンという名前を聞いただけでで涙が引くほど。
期間中に昼からお酒を飲み、統括を始め、講師陣に迷惑をかけたこともある。
何しに来たのと?と思った人も多かっただろう。あの時はハメを外しすぎてすみませんでした。

 

フリーランスについて勉強するのだが、対照的すぎる態度にメンターを困らせたと思う。
メンターは細かくタスクを落とし込み、数字を追う人だった。
第一印象はロボット。

いつの頃からか、自分より他人を優先する癖がついた僕は、案の定いなフリでもその癖を発動させた。
メンターを納得させるために数字を追う目標設定をした。
今思うと納得させる必要なんかないのに、自分自身ではなく、メンターを優先した。
人の顔色ばかり気になる小心者なのだ。

自分の中で落とし込めていない目標を達成できるわけもなく、何度も目標を変えた。
ついに最終週には楽しむという目標を宣言した。
学んだことを活かして最終週を走り切るのではなく、楽しむ。
きっと運営側が想定している受講生ではなかっただろう。
ただ、こう宣言したことで初めて肩の荷が下りた。

 

最後の事業計画発表は半分くらい白紙。
書けなかった。やりたいことなんてなかったから。目標なんてないから。
長年その日暮らしで今楽しいと思うことをやってきた代償だろう。
1ヶ月間いなフリを過ごしても、皆のようにキラキラした目標は見つからなかった。
結局とりあえず今年1年は生きるという漠然とした目標を発表して終わった。

 

修了パーティー。
卒業式など別れの場で絶対泣かなかった自分。むしろなんで泣くのと他人を冷めた目で見ていたドライな自分。
寂しさはあったけど、今回も泣かないだろうと思っていた。でも違った。
気付いたら誰よりも先に泣き、誰よりも大号泣していた。
自分でも驚いた。嘘偽りのない涙。
1ヶ月みんなのように頑張らなかった不甲斐なさ。皆と別れる寂しさ。途中で帰ってきた人が戻ってきた嬉しさ。
きっと色々なものが重なって溢れ出したんだと思う。

 

最年長なのに子供のように楽しそうで熱意に溢れている人。すでにSNSでファンを作っていた人。淡々と作業をこなすハイスペックな人。ストイックに自分を追い込み続けていた人。
13期には普通に生活していたら出会わない色々な人がいた。
そんな受講生の中の1人にとても近いものを感じる人がいた。途中で1度帰ってしまった人だ。
第一印象は絶対仲良くなれないチャラ男。そんな第一印象とは裏腹に終わってみたら勝手に感情を入れ込んでいた。
みんな出会えて良かったと思える人ばかりだけど、特に君に会えて良かった。ありがとう。

 

みんな暖かい人ばかりで、何か与えられてばかりの1ヶ月だった。
1ヶ月のいなフリで何が変わったかと問われたら自信を持って答えられることはないかもしれない。
ただ人生で1番自分と向き合い、1番充実していた1ヶ月だったことは間違いない。
人より圧倒的に1歩目を踏み出すのが遅く、足踏みしているように見えるかもしれないけど、それでも自分の人生の大事な1歩だったと思う。
SNSで見る同期、久しぶりに会う同期はキラキラしていてどんどん先に進んでいる。
とりあえず僕はこれまで通り、気楽に今年1年生きようと思う。
あのタイミング、あのメンバーで13期を過ごせて本当に良かった。
ありがとう。これからもよろしくお願いします。

 

いなフリ15期

4月に金谷に移住し、13期の時に知り合った人たちに仲良くしてもらいながらどうにか過ごしていた。
そんな中、近付くいなフリ15期の開催。
プレフリなるものを企画していた15期生の意識の高さに驚いた。

僕は知らない人と打ち解けるのに人一倍時間がかかる。
1ヶ月部屋にひきこもろうか、まるもにいる以上顔を合わせるしどうしよう。
いなフリ関係者でもないのにとても不安だった。
13期の時にまるもの居心地が良かったからせめて15期生を不快にしないように。そんな思いを抱えていた。

 

いざ始まると、いつの間にか15期生に仲良くしてもらっていた。
それがいつからなのか、きっかけは何だったのか、思い出せない。
15期生のみんなは暖かい人ばかりでとても心地良かった。
なんでもない人間に本当に暖かく接してくれた。

ただ、その暖かさに甘えて15期生というプライベート空間に入りすぎたかもしれない。

13期でもお世話になった運営の人がこんなことをツイートするくらいだ。
最終的に15期のLINEグループにまで入る始末。
きっと不快に思っていた人もいるはず。ごめんなさい。

 

寝ているのに部屋に入ってくる人。無意味に名前だけ呼ぶ人。楽しさと元気をくれた人。進捗を確認してくれた人。方向性を気付かせてくれた人。
15期には13期とは違った個性を持った人たちがいた。

 

いなフリ終盤、わざわざ部屋に来て「八つ当たりしてごめん」と謝りに来た人がいた。
13期の時のように僕が勝手に近いものを感じていた人だった。
いなフリ関係者でもない人間が受講生にこんな風に思わせた。行動や言動の配慮が足りなかった。
悩みすぎて距離感が分からなくなった。我ながら面倒な性格だ。
近いというのはおこがましいかもしれないが、案の定、いなフリ終了後にその人のSNSを見たら近いものを抱えていた。
いなフリ中に気付いていたら何かできたのだろうか。
結局適切な言葉をかけられないまま、いなフリが終わってしまった。
あの時はごめんなさい。

 

15期はプレフリ、本音会、海での語り合いとその企画力に驚かされた。
良い影響なんか与えられず、13期と同じように受講生に与えられてばかりの1ヶ月。
こんな僕に関わってくれてありがとう。
いなフリ生でもないのに夢のように早く過ぎた1ヶ月。
皆が帰った後にやっぱり泣きました。
どこかで会ったらまた遊んでください。

画像提供:@wemmick03

たった1ヶ月の短い青春

いなフリの1ヶ月で劇的に人生が変わることはないだろう。
人によって歩幅に差はあるけど、大なり小なり人生の大事な1歩になることは間違いないと思う。
いなフリは自分と真剣に向き合うには短すぎるとても濃い1ヶ月。
同じ空間で1ヶ月間を共にする仲間と青春を味わえる最高の場所。
なんでもない1人の人間だから見える世界をこれからも見ていきたい。