僕がいじめられていた過去について語ろうと思う

僕がいじめられていた過去について語ろうと思う

僕は小学校と中学校でいじめられていました。
この経験が良くも悪くも僕の性格を形成しています。
いじめられていなかったら、忘れられたらと思うこともありました。
でも過去は消せないし、つらいことほど覚えているもの。

ならばせめて過去を客観視して少しでも受け入れられたら。
そんな思いで書き残そうと思います。
あの時の僕が少しでも楽になれるように。

小学校

運動音痴で仲間外れに

今でもそうなのですが、僕は人より運動ができません。
サッカーなどのチームプレイでは特に足を引っ張ります。
僕がいると負けるという雰囲気があったのか、チームを選ぶ時はいつも余りました。
最後にじゃんけんで負けた方のチームに入るという感じ。

ある日、余ることが分かっていながらいつものように参加しようとしました。

「運動できないし、いると負けるからダメ」

このような意味合いの言葉を投げかけられました。
もちろん知っていました。僕が負けの原因になること。
でもみんな口に出さずに遊んでくれていました。
理解していたはずなのに改めて他人から突きつけられる事実。
僕は泣きながらその場を後にしました。
運動ができないと人と遊ぶことすら許されないようです。
これが1つ目の心の傷。

羽交い締めにされ尋問される

「学校終わったら公園に集合」
またみんなと遊べる。喜んで僕は公園に行きました。
単純なので仲間外れにされても、また遊んでくれたらそれでいいのです。

しかし、公園で待ち受けていたのは楽しい遊びではありませんでした。
集まったクラスメイト数人に取り囲まれ、羽交い締めされました。
力がないので抵抗できず、何より恐怖で理解が追いつきません。

「好きな人は誰か」

取り囲んで羽交い締めにしてまで聞きたかったことはこれ。
当時好きだった子はクラスで若干浮いている子でした。
その噂が広がり、真相を確認するために公園に呼んだようです。
なかなか答えずにいると腹パンされました。あげく好きな子の悪口まで言い始める始末。
僕だって普通に聞いてくれたら答えたでしょう。

結局答えることなく泣きながら家に帰りました。
好きな人すら他人の許可が必要なのか。僕は人を好きになってはいけないのか。
家ではそんなことばかり考えていた気がします。
これが2つ目の傷。

中学校

毎朝泣かされる

中学校には他の小学校の生徒もやってくるため、知らない人が増えます。
仲良くなれるだろうかという僕の不安は悪い意味で裏切られました。

毎朝、小学校のクラスメイトと一緒に僕を追いかけてくるのです。
追いかけられる意味が分かりません。
捕まったら何をされるのか。ただただ怖かった。

先生が来るまで泣きながら逃げ回りました。
相手からするとただのからかいだったのでしょう。
でもよく知らない人から追いかけられるのは恐怖しかありません。
クラスメイトは誰も助けてくれず。
僕に対して「また泣いている」とでも言いたげな冷たい視線を向けるだけ。
3つ目の傷。

部活内でも標的に

中学校では部活動に入らなければなりません。
僕が選んだのは陸上部。
陸上は球技でもチームプレイでもありません。
しかし、現実は厳しいもの。

「足が遅い。学校として勝てない」

先生に目をかけられ、同学年の中で部長候補と噂される人にそう言われました。

絶対に勝つ気がないとダメなのでしょうか。足が遅いと走ることすら許されないのですか。
もちろんこんな疑問をぶつけられるわけもなく。
部活をやめるという選択肢が頭になかった僕。
種目を変えてその人から距離を取ることにしました。
短距離だった僕は長距離に。
結果として長距離の方が合っていたので何とも複雑な気持ちです。

冬は雪が積もる中で練習します。
ウォーミングアップは全員で走らなければならないため、短距離の人も一緒です。
そこでぶつけられる雪玉。ひどい時は転ばされ、口の中に雪を詰められました。
息ができません。あの時はさすがに死ぬかと思いました。
4つ目。覚えている最後の傷です。

いじめていた人に感心される

いじめていたうちの1人から感心されたことがあります。

「よく毎日学校に来れるな」と。

今考えるとよく休まずに学校に行っていたと思います。
でもなぜいじめていた人からこんなことを言わなければならないのか。
僕が学校から姿を消せば良かったのでしょうか。

誰にも相談できなかった

覚えている4つのいじめを書きましたが、当時は誰にも相談できませんでした。
僕は長男で、妹が1人います。妹の世話で手一杯の両親。
長男である僕まで迷惑をかけるわけにはいかないと思い、両親には1度も相談しませんでした。

では学校の先生に相談するというのはどうでしょう。
これは僕の中で1番ありえない選択肢でした。
学校に相談して問題が発覚すればまた目をつけられる。
いじめがエスカレートする可能性や学校が親に連絡する可能性を考え、先生は頼りませんでした。

誰にも相談せず、いじめに飽きてくれるまで1人で耐え続けました。

いじめの弊害

弊害と書くといじめを言い訳にしているようで好きではありませんが、
少なからずいじめは今の僕を形成する要素の1つです。
いじめによってどんな弊害があったのか。

人を頼ることができない

いじめられたことで、自分のことで人に迷惑をかけてはいけないという考えが生まれました。
これはいまでも残っています。だから人のことを頼ることができません。

「大丈夫。何とかなる」
自分のことは自分で解決しなければと思い、この言葉を口にすることがあります。

綺麗事を言うつもりはありませんが、僕よりも他の人に時間を使ってほしいし、
僕も他の人のために余裕を残したいと思っています。

人が怖い

人は自分に興味がないと言いますが、それでも人が怖いです。
これまで僕への興味がマイナスにしか働いてこなかったから。

物事に対して自分の意見がないわけではありません。
しかし、自分を出すと標的にされるのではないかと思うと怖いのです。
だから標的にされないように当たり障りのない取り繕ったようなことばかりを言って生きてきました。

スポーツが怖い

ありがたいことにスポーツをする時に僕も仲間に入れてもらえることがありますが、
運動音痴が理由でいじめられていたことがあるので、スポーツをするのが怖いです。

チームが負ければ僕のせい、勝ってもチームの足を引っ張っている感覚はなくなりません。
スポーツを純粋に楽しみたいのですが、スポーツに対する恐怖心を払拭するにはまだまだかかりそうです。

1人で悩む必要はない

いじめられているというのは誰にでも打ち明けられるものではありません。
友達、親、学校。今ならSNSで吐き出すこともできるでしょう。
1人で抱えて解決できるなら良いのですが、人間はそんなに強くありません。
少しでもこの人なら…と思う人がいるのなら頼ってみても良いと思います。

「CANDY」高橋優

過去に悩んでいた人、現在悩んでいる人。
誰にも言えないのならこの曲だけでも聴いてほしい。
相談するよりも曲を聴く方が楽なはず。
この曲は高橋優さんのいじめの実体験を元に作られた曲です。
あなたは1人じゃない。